給料は増やさなくていいから、勤労時間を減らせ!

あなたの価値を上げるのには、労働時間を減らすか給与を増やすかのどちらか。給与を上げるのは非常に難しい。10%上げるなんて不可能。ましてや手取りとなると、元の額面給与にもよるが、私の場合額面給与の2割は税金と社会保険で取られるので、額面給与が10%上がっても手取りは8%しか増えない。ましてや税金や社会保険料も累進なので、手取りで10%上げるには13%以上は額面給与を上げる必要がある。この額面給与を上げるってかなり難しくて、額面給与を13%上げるとなると仕事の方は成果では倍、つまり26%は上げる必要がある。これだけ成果、つまりは売上を上げないとそもそも支払う給与の原資がない。で、超必死にアピールして査定評価されないといけない。不可能。

一方で、労働時間を減らすのってかなり簡単。例えば毎日8時間労働しているのを7時間労働、つまりは定時ダッシュにしてみる。すると労働時間で単純計算8分の7、87.5%になる。もうこれだけで実質的に12.5%の時給アップ。

必死に残業すればその分評価は上がるかも知れないけど、大多数の人にとっては、残業して評価上げて給与あげるよりかはむしろ残業減らして労働時間減らした方が時給が高くなる。何より、労働時間を増やすのはそれはすなわち自分の自由な時間や健康を差し出しているのと同じ。ある程度の給料もらっている社会人ならお金使って時間を買うのが正解。残業して給料増やすのは真逆。もちろん、残業して成果出さないとそもそもクビ切られる所とか、成果出せば給料青天井みたいな所は残業してナンボなんだろうけど。

残業時間減らすほかにも、有給をしっかり取得するのもあり。毎月2日、年間24日も有給取れればもうそれだけで労働が11か月になったようなもの。労働が12分の11、つまりは92%で実質的に8%の手取り年収アップ。額面年収10%アップみたいなもの。

だから私は、会社には給料増やせとは絶対に言わない。もちろん自分の仕事の成果はしっかりとアピールするけど、昇進させてとか、給与が見合ってないとか絶対に言わない。むしろ、もっと休みを取りやすい職場になりませんかね、って言ってる。だって、今の職場って超絶成果上げても評価されないし、逆に怒られない程度に普通に言われたことやってれば、いやなんなら多少怒られるレベルのミスをしたところで給与が下がることなんてないから。給与の上下動のほぼない事務系総合職なんて、ミスなく普通に言われたことこなして、仕事は半分くらいの力で適当に回して、残業はせず、有給しっかりと使う、それで空いた時間を勉強するなり大切な人と過ごすなり趣味に使うなりしたらいいんだよ。

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